『専用サーバー』とは、レンタルサーバー提供会社の所有するコンピュータ(サーバー)をまるごとインターネット越しに利用できるようにしたサービスです。このサービスは、文字通り1台のコンピュータ(サーバー)をまるごと提供されるため、コンピュータ上のCPU・メモリ・ディスクといったリソースに関する制約はありません。しかし、インターネットの速度については、それぞれのサービスにおいて、規定されている速度での通信となります。
このサービスと似たようなもので、『ハウジング』があります。これは、利用者が所有しているコンピュータ(サーバー)をデータセンターなどの、専用の場所に設置して、利用できるようにするサービスです。どちらも、似たような利用方法が可能です。
専用サーバー環境のイメージ
『専用サーバー』で使用しているコンピュータ(サーバー)は、以下のようなイメージとなります。
したがって、利用者は、コンピュータ(サーバー)およびオペレーティングシステム、アプリケーションと、全てにおいて、利用者 専用の環境が提供されます。
全て、利用者 専用ということは?
つまり、提供されたコンピュータ(サーバー)上の環境 全てにおいて、利用者が運用・管理しなければいけないということです。ようするに、利用者の自己責任において、コンピュータ(サーバー)上の資源(リソース)を利用できるサービスです。
物理コンピュータ(サーバー)を提供されるので、なんでもできるかというと、そうでもないのが、現実です。利用していくと、専用サーバーの処理能力が足りなくなってしまうようなことがあります。その際は、コンピュータ上に構築したアプリケーション等を停止し、物理的な増強作業をする必要があります。
このように、専用サーバーだからといって、万能ではないということです。
主な共有しているもの
- ネットワークの速度
まとめ
『専用サーバー』は、レンタルサーバーの中では、敷居の高いサービスですが、かなり、自由度の高いサービスです。物理コンピュータの上の全てが専用ということで、価格が高く設定されています。自由度が高いため、中規模以上の利用者によく利用されます。